2018年3月31日土曜日


花粉症がひどくなってきたので、避粉地として奄美大島で走ることを計画
美しい海と三味線を楽しむ。

日程  2018年3月25日から3月29日

コース



初日
静岡空港に車を止め、鹿児島空港乗り継ぎで奄美空港、バスで奄美市名瀬に向かう。
ホテルにチェックインし自転車を組立てる。

ぜひ行こうと決めていた民謡酒場だったが、1軒は休業日だったし、もう1軒は満員で断られた。
他にも探したが駄目だった。

2日目

名瀬を出発し北西海岸を奄美空港まで走る。





海がきれい





 
 
 
集落の中に入って行ったら大島紬の織物教習所発見 
10台くらいの織り機がありその内2台で繊細な織物をしていた。許可を得て中に入らせてもらったが親切にも手を休めていただいて説明してくれた。
織った部分の模様が左右ずれたのを微修正しているところ。数センチ織っては修正というふうに進む細かい作業だ
 
 
織り機の中を左右にやり取りする舟の中の小さな棒に糸を巻き付ける作業
 
 

西郷どんが島にかくまわれていた時の屋敷。
島の妻 愛加那さんの親族の屋敷の中にある。左手の苔むした石垣の台座の上には勝海舟の揮毫による石碑が建っている。明治期にこの地に赴任した官吏が浄財を集め建てたとか。

上り詰めた峠の上から。


民謡酒場に今日は予約して来た。民謡酒場”かずみ”は予約しないとたぶん行くことが出来ない。
この日は4組のお客だった。私の左右に座ったお客も予約だったし、団体できた学生客も予約だっただろう。壁のカレンダーはずっと先まで予約でいっぱいだった。私の予約もギリギリセーフ。一人だけならいいという。来てみたら本当に1人のみの席が空いていた。

女主人かずみさんとその娘さんが作った奄美の家庭料理が定番のお任せ料理だ。料理だけで3000円のコースで、たぶん客の来る分しか作らないのだと思う。量はかなりある。



7時半ころになるとお待ちかねの三味線を持ったこの人が現れ、弾きだすが、かずみさんがカウンターの向こうでこの三味線に合わせ歌うのがまたいい。お客全員に順番に太鼓を持たせては演奏、希望すれば三味線も気軽に教えて弾かせてくれる。当然最後は踊りだすことになる。お客の方も澄ましていないで楽しむ気持ちになればほんとうに満足度の高いお店だ。楽しいことが好きな人にはお勧めの店。

本日走行距離 83km

 
3日目
朝起きたが完全な二日酔い。昨日は卒業旅行で来たらしい学生諸君がおとなしくしているので中に入り盛り上げ役になり羽目を外して踊ったのである。
ビール5本、黒糖焼酎3杯は覚えている。
今日は名瀬を出発し瀬戸内町を目指す。
穀物の蔵茅葺の屋根の中が蔵になっている。群倉という。



坂をもどしそうにそうになりながら登る。胃の状態も良くない。


景色がなかなかいいのだが


大きな岸壁に穿たれたトンネル


トンネルを抜けるときれいな海


いくつか目のトンネルを入る時、小雨が降ってきた。トンネルの出口になったらかなりの雨で、ここでこ1時間雨宿り。
ここを出たら数キロ行けば峠の登りになる。ここまで3つの峠を越えてきて、足の力もなくなってきた。
軽トラに峠の上まで乗せていってもらおうとかなり粘って待っていたがちょうどいい車が来ない。というか交通量自体が非常に少ない。登り口まで走りさらに待ってみたがどうもここは村はずれで大和村と宇検村の境の峠を越えようとしていることになるわけで、本当に峠を上る車がほとんどない。

殆ど歩いて峠を越えた。途中道路の端に倒れこんで何回か寝た。朝食を食べたのみなので完全にエネルギが枯渇して動けない。峠に到着してもこのままは走ると危険だと思いまた寝る。

ようやく宇検村の宿泊施設に来てここでGIVE UP。8000円超のバンガローしか開いていないという。
セミダブル2つがありそのほかに、洗濯機、キッチンもついていて、大変広くてきれいなバンガローだった。



本日走行距離 67km




4日目
宇検村から加計呂麻島を目指す。
一つ目の峠からの景色



入り組んだ入り江の小舟


静かな入り江






加計呂麻島に渡る。



加計呂麻島には2つの港があり片方から島に入りもう片方の港から出ることにする。













本当は加計呂麻島に泊まる予定だったが、次の日の早朝に、古仁屋からのバスに乗らないと飛行機の時間に間に合わないので対岸の古仁屋に宿泊


今日はちゃんぽんを食べたくなった。
いい感じの食堂があったので目星をつけておいて後で来たみたら閉まっていた。


案の定花粉症の心配もなく思いっきり空気が吸えた奄美の旅であった。


本日走行距離 68km

5日目
瀬戸内町空港を経由し静岡に帰る